2012年11月28日水曜日

FT-747GX FULL-ゼネカバ化

昔ヤフオクで入手したFT-747GXですが最近はAM放送の受信専用機になっていました。

モード切替とMOXの2箇所のキートップが無い状態でしたが、AMとFMのフィルターも装着されており、色々実験して遊ぶには良いマシンです!

来年あたり630mBAND(475kHz付近)が開放されそうな話なので、準備・実験用としてFULL-ゼネカバ化してみました。

一応、このSWR計ではダミーロード負荷で25W前後出ている。






この機種の一般的なゼネカバ化は、ネット検索すれば色々な事例が見つかると思います。
下の写真、この茶色のワイヤーを切断して・・・少し操作すると完了します。
電源オンで 周波数を12.345.6にセットして電源オフ。
電源オンでLCD表示に”GEN”が点灯する。
これで、1.5MHz~30MHzの送信可能!


上がフロント・パネル裏面、赤丸あたりにワイヤーがある。


で・・・・ FULL-ゼネカバ化とは、1.5MHz以下も送信可能にします。
まず、フィルター・ボードを外します。
ねじ1本外し、白いクリップの頭の出っ張りをラジオペンチで挟みながら押さえ・・・慎重に抜きます。
周りにダイオードが有るので注意!

そうすると、D94のダイオードが見えるのでカットし易い部分を切断します。
回路図を見てみると、このD94のラインに”0~1.5”と意味深?な表記があります。



フィルター・ボードを戻す際に、下のコネクターにピンが正しく入っているか確認する事。
非常に見にくい場所なので、慎重に!
これで1.5MHz以下も送信可能になりました。

1.8MHzから順に下げて200kHzまでの出力パワーを計測。
PWR-1 はSWR計での表示
PWR-2 はオシロで50Ωダミー両端の電圧を計測し電力に換算
最初の写真の、このSWR計は使えない!(スペック外だから文句は言えない)


出力低下は仕方ないとしても、1MHzあたりから波形が怪しくなってくる


900kHzの波形


500kHzの波形


400kHzの波形


300kHzの波形

結論:
 475kHzで40W強の出力は有るが、この汚い波形では・・・・・残念!
周波数安定度も、CWでなんとか 程度か?(年代相応?)
WSPR等デジタル系、QRSS、DFCW では実用範囲外と思われます。


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