2014年3月20日木曜日

DATデッキ(DTC-57ES)故障 表示せず

久しぶりにDTC-57ESの電源を入れたら何も表示しない・・・・!
テープ・メカのランプは点いているので、試しにテープを入れてみたら問題無く再生する・・・・
表示だけの問題の様子ですね

写真は修理後の表示部分です。



ネット検索してみると・・・・見つかりました!
電源部の故障でFL表示管への電圧が出ていないみたい

写真のR902が普通の抵抗ではなく、”ヒューズ抵抗”と言う温度ヒューズと抵抗が合体した特殊な部品で、これが劣化して抵抗値が高くなったかヒューズが切れた為に発生するようです。
確かに4.7Ωが無限大に近い値になっていました。(切れてはいなかった)
上の写真では見分けが付きませんが、C907(6800uF/25V)から液漏れを起こしています。
これも定番の現象とか・・・
おかげで、D907/D908のダイオードも黒く悲惨な状態になっています。

このボードを外してクリーニングと部品交換する事にしました。
コネクター類とネジを外せば簡単にボードを取り出せます。


後パネルの、このネジ2本を外して放熱用金具を外しておきます。
この後、ボードを固定しているネジ3本を外すだけです。

クリーニングの都合で外した1000μFを念のため確認したら容量抜けを起こしていたので、2本共交換しました。 (700μF台に減っていました。)


C907の液漏れの影響を受けていた部品を外した状態です。
漏れた液を、アルコールと再半田の熱で無理やり飛ばしています!

外した部品は、念のため全て交換です。


R902のヒューズ抵抗は扱っている所が少なく、通常の部品屋さんよりオーディオ関係のお店が扱っているみたいですネ。
他の部品も一緒に購入したかったので・・・・RSで見つけた物を使用しました。
RS品番=2671581 製品名=FRN25J4R7
D907/D908は、RS品番=375329 製品名=D1NL20U (200V/1A)


ボードを元に戻して、電源ON !
無事復活!しました。


3 件のコメント:

  1. 初めまして、お聞きしたいのですが、今回交換されたダイオードD907,D908ですが、純正では、11ES2となっております。現状で問題等は大丈夫でしょうか?自分も部品の交換を進めておりますが不安でストップしております。ご面倒とは思いますがよろしくお願い致します。

    返信削除
    返信
    1. 特に問題ないです
      このダイオードは、
      200V/1A以上の規格であれば、普通のシリコン・ダイオードで十分と思います。

      削除
  2. ご返信ありがとうございました。安心して交換出来ます。無知な私にご教授頂きありがとうございました。これでしばらくdatが聴くことが出来ます。ありがとうございました。

    返信削除