2017年3月21日火曜日

USBIF4CW Gen.3 をデジタル系ソフトウェアで使う

確認したソフトウェアは、
JT65-HF HB9HQX-Edition 4.7
WSJT-X Version 1.7.0 r7405
FLDIGI Version 3.23.22.16

接続する無線機は、TS-480
PC環境は、
Windows10 Pro 64ビット版

まず、USBIF4CW専用の仮想COMポート・ドライバをインストールします。
インストール方法は、サイト内の次のページに詳細があります。
メニュー項目のラボから仮想COMポート・ドライバのページ
(http://nksg.net/usbif4cw/lab/vcpd/)
よく読んで慎重にインストール!

インストール完了後のデバイスマネージャー表示
USBIF4CW Virtual Com Port(COM3) と
USB Serial Port(COM5) が USBIF4CW Gen.3 のポートです。






JT65-HF HB9HQX-Edition 4.7

このソフトはすでに実績報告があるようです。
問題なく動作しました。

設定は、
メニューの Configure から


Break and configure を選択

JT65-HF Configuration 画面から、まずCAT関連を設定
TS-480 を使用する例です

次に、PTT の設定
USBIF4CW仮想COMポートを指定。
ココで、PTT が正しく動作するか確認も出来ます。
"Key TRX" をクリックして、USBIF4CW の PTT-LED が点灯し
TS-480 が送信状態になれば、仮想COMポート・ドライバは正しく動作しています。


Sound で、USBIF4CW Gen.3 の USB AUDIO を指定します。

設定が終わったら、Save Configuration で保存して設定を終了します。


ひとつ注意点。。。
PC稼働時にUSBIF4CW Gen.3のUSBケーブルの抜差しをしたりとか
PC稼働中に、あとから USBIF4CW Gen.3 を接続したりすると
仮想COMポート・ドライバが不安定になります。(PTTが動作しない)
この場合、 
あらかじめ USBIF4CW Gen.3 を接続した状態で
PCを再起動させるしか回復する手段が無い様子です。



WSJT-X Version 1.7.0 r7405


メニューから File ---> setting で設定画面へ
Radio で CAT, PTT 関連の設定

PTT Method に RTS とUSBIF4CW仮想COMポートを指定し
Test PTT をクリックしたらエラーとなりました。

コッチは仮想COMポートドライバと相性が悪いようです。

PTT を使わず CAT のみでは・・・・
TS-480 の例、
Transmit Audio Source は Rear/Data にチェックを忘れないように
PTT は、CAT を指定

Test CAT をクリックして、グリーンになればOKです。

その他設定して終了
Tune をクリックして送信を確認
TS-480 は送信状態になりますが、オーディオ・トーンが入力されず
出力が無い状態です。

これは、USBIF4CW Gen3 にはマイクを接続出来るようになっていて
通常(USBIF4CW の PTT がOFFの時)
マイクが無線機に接続され、USB Audio とは切断されている為
(USBIF4CW の PTT が ON でマイクからUSB Audio 側へ切り替わる仕様)
絵にすると、こんな感じ



CAT コマンドで送信するときは、USBIF4CW の PTT はOFFのままです。

仮想COMポートドライバの RTS で PTT を ON にするしかないのですが
現状エラーして動作しません。

とりあえず、この現状を回避するには
丁度よいプログラムが提供されていました。

サポート・サイトのラボから、開発者向け制御ライブラリのページ
VC6用サンプルをダウンロード/インストールします。
http://nksg.net/usbif4cw/lab/devlib/
VC6_Sample_170116.zip

インストールした "USBIF4CW Port IO" を立ち上げ
P03 をクリック
これで強制的に USB Audio OUT を無線機側に接続します。


PC側で、ひと手間増えますが。。。
これで、CAT制御だけでまともにデータ送信が出来ます。

USBIF4CW の仮想COMポート・ドライバが改善されると良いのですが・・・

追記:
仮想COMポート・ドライバを使わなくても良いように
USBIF4CW Gen.3 を改造する方法は別途コチラ

FLDIGI Version 3.23.22.16

追記(2017/04/26):別の方法で使えます。こっちを参照

これも、WSJT-X と同じ結果でした。
コッチはエラー・メッセージも出さないので。。。
最悪ハングします。
Fldigi configuration で設定を入力すると、Initialize の文字が赤くなり
クリックすると、正常時は黒くなりますが
今回は赤色のままハングしたような状態になり・・・・残念な結果です


CAT だけにすれば、WSJT-X と同じ要領で送信可能になります。
TS-480 Hamlib を使う例


このアプリ、元々安定度が少し疑問で・・・?
最近のバージョンになって、やっと Windows10 でも安定してきた
と思います。 (個人的見解です!)



*** おまけ ***

MSHV Version 1.35

V/UHF用のアプリケーション
EME、流星反射通信など短時間で交信する目的で使うらしい
サポートしているモードが WSJT系なので。。。
WSJT-X を使えば事足りると思います。

USBIF4CW Gen3の仮想COMポートドライバで PTT 動作しました。

CAT でのリグ制御を実装していないのも関係あるのか?
(但し、CAT コマンドの PTT 制御のみ指定できる)

TS-480 で該当するのは 50MHz だけ、出番はないと思いますが・・・

Options -- Interface Control

Port に USBIF4CW仮想COMポートを指定
PTT Method は、PTT Via RTS

START PTT TEST をクリックで動作確認出来ます。











0 件のコメント:

コメントを投稿